【転職】看護師の履歴書の書き方とは？書き方や記載のポイント8点を解説

転職の際、履歴書の書き方に悩む看護師の方も多いのではないでしょうか？履歴書の書き方は、一般職の方が企業に提出するものと基本的には同じです。しかし、看護師という職業柄、書き方のポイントや注意点がいくつかあります。この記事を読んで、看護師の正しい履歴書の書き方を身につけ、転職に役立てましょう。

1.履歴書の役割とは？

履歴書の役割は、学歴や職歴、資格、志望動機、希望する勤務形態や就業場所など「応募者の基本情報や魅力」を伝えるための書類です。 履歴書の志望動機や自己PRから採用担当者が、ぜひ採用したいと思えるような内容を記載する必要があります。 特に「競争率が高い病院を志望する場合」「ブランクや転職回数が多い場合」は、他者より良い履歴書を記載して、採用担当者へアピールしなければなりません。 履歴書の基本的なルールやマナーを守りながら自己の魅力を伝えられる文章を心がけましょう。

2.履歴書に記載する10の項目

履歴書に記載事項はおおまかに10項目あります。 それぞれの項目の書き方を解説します。

2-1.日付

「履歴書を提出する日」 を記入するのが基本です。
郵送の場合は「投函する日」、 直接持参する場合は、その日の日付を記入します。 西暦・和暦はどちらも可能なので、書類内で統一しましょう。 また、年号をアルファベットで略さずに表記してください。

2-2.写真

撮影写真は3ヶ月以内のものが基本です。
服装はスーツで撮影し、男性はネクタイが曲がらないように整えます。また、前髪で表情が隠れないようにしましょう。 女性はメイクは薄く健康的な顔色にし、髪をまとめて清潔感がある印象を心がけましょう。

2-3.住所・連絡先

住所は都道府県から書き、マンション名なども省略せずに記入しましょう。 連絡先は、日中連絡が取れる電話番号、メールアドレスを記入します。(電話番号は携帯電話だけでも可)

2-4.学歴

学歴は、古い順から正式名称で記入します。 1行目の中央に学歴と書き、2行目から学歴を書きます。学校名・学部・学科は省略せずに正式名称を書きましょう。 高校の卒業年次以降から書くのが一般的です。 略語を使用しないようにし、記載を終えた後に、右寄せで「以上」と記入します。

2-5.職歴

「社会福祉法人」や「医療法人」など 医療機関の勤務は 「入職」「退職」 と書き学歴と同様に会社名や施設名は正式名称を記入します。 「所属部署や科」も明記すると良いでしょう。「株式会社」や「有限会社」の場合は「入社」「退社」 と記入します。 学歴から1行あけて次の行の中央に 「職歴」 と記入し、最終職歴の次の行 に「現在に至る」 と記入します。 最後の行に右詰めに「以上」 と記入します。 正職員以外の勤務がある場合は「非常勤」と記入し雇用形態を明らかにしましょう。 現在在職中である場合は「現在に至る」、退職後は「一身上の都合により退職」と記入します。

2-6.電話番号

携帯電話しかない場合は携帯電話番号のみで良いです。 固定電話の記入欄があり、固定電話を自宅に引いていない場合は「なし」と記入し、記入漏れを避けます。

2-7.免許・資格

取得した免許・資格は仕事に直接関係するもので、取得した時期が古いものから順に正式名称で記入します。

2-8.志望動機

どこの病院にもいえる志望動機ではなく「この病院で働きたい」という理由を具体的なエピソードをふまえて記入します。 特に、看護部の理念に自己が共感した点や自身のキャリアプランについて書くと好印象です。 短すぎたり、細かい字でびっしり書くのは採用担当者が見る気をなくしてしまうので、適量にしましょう。

2-9.自己PR

「職務経歴書」の提出がない場合は、どのようなスキルを磨いてきたのか簡潔に書きましょう。 自己の技術や経験が、仕事にどう活かせるかを具体的に記入します。リーダー業務やプリセプターの経験、委員会活動もアピールポイントとなります。

「職務経歴書」の書き方も知りたい方は、以下の記事をご覧ください！↓
【転職】看護師の職務経歴書の書き方とは？書き方や記載ポイント7選を解説

2-10.本人希望記入欄

希望する科や雇用形態、出勤について希望がある場合は記入します。 ない場合も「特になし」と記載し、記入漏れは避けましょう。

3.履歴書の注意すべき記載ポイント8点

履歴書を記載する際のポイントは以下の8点です。

・誤字脱字がないか確認する
・修正テープや二重線は使わない(間違えたら書き直す)
・欄の空白はできるだけなくす
・押印が擦れないようにする
・住所は都道府県から正式な表記でマンション名まで書く
・複数の企業へ履歴書の提出が必要な場合、別々に用意する（履歴書の使い回しはしない）
・学校名・企業名・資格・免許名などは省略せず、正式名称で書く
手書きかパソコンの指定がない場合は、どちらでも可(近年は履歴書が簡単に作成できるアプリやツールがある)

4.履歴書のサンプル

以下は、看護師の履歴書のサンプルです。自身の履歴書を作成する際に、ぜひ参考にしてください。

履歴書のサンプルファイルのダウンロードはこちらからどうぞ！↓
履歴書＿サンプル

まとめ

いかがでしたか？ 今回は看護師の履歴書の書き方と記載のポイントや注意点を解説しました。 履歴書は、看護師の転職において必ず提出を求められるものです。 履歴書を正しく書くことで採用担当者へアピールとなるので、自身の魅力が最大限伝わるような履歴書の作成を心掛けましょう。 履歴書の書き方や転職に悩んでいる方は、クラッチナースの利用がおすすめです。 クラッチナースは、厚生労働省から認可を受けており、看護師エージェント歴5年以上のプロのキャリアアドバイザーが在籍しています。 一度クラッチナースへ相談してみてはいかがでしょうか。